非営利(NPO)法人としての無償事業ですので遠慮なくご利用ください

お電話か、お問い合わせフォームのメールに必要事項を記入してお問い合わせください。 お寄せいただいた個人情報はご相談以外の用途に用いることはなく、ご相談が収束(ご相談主訴が解決した場合)したり、終了(相談主訴は解決していなくても継続の確認がされなかった場合)した場合には、相談過程で得られた情報は破棄します。
電話・メールでのお問い合わせ後、折り返し相談担当者から連絡を差し上げます。
ご希望に応じて、ご相談者と主訴のお子様にきつつき会にご来所いただき、より具体的な相談助言をさせていただきます。
子育て・療育相談で目指すこと
きつつき会の全事業共通の「育ちの個人差・個性・育ちの凸凹を踏まえた子育て・支援」という考え方に基づいて、保護者や支援者の思い・価値観・願いと、ご本人の思い・願い・価値観を区別して、自発的で主体的な発達・育ちの支援を目指します。
子どもたちは、「兄弟や友達との比較」による「相対的な優劣を意識した声掛け・支援」に対してとても敏感です。また、熱意をもって繰り返される「子のためを思っての声掛け・支援」に接して、「過剰な期待」に押しつぶされ、疲弊している場合も少なくありません。
元文化庁長官・京都大学名誉教授で日本の臨床心理の先駆者であった故・河合隼雄氏はその著書『子どもの宇宙』の中で、親に限らず、大人が「子どもの宇宙を探求しようとする」ことによって、大人自身も大人になる過程で棚上げし、忘れていた「自己の探求」にたどり着くことができる…と語っています。 成長過程の子どもから反発・抵抗されて「お前のためにしている」「お前も大人になればわかる・親になればわかる」と口にし、あるいは口にしたくなった(のどまで出かけて飲み込んだ)経験のない親や保育・教育・支援の関係者は皆無に等しいのではないかと思います。
事実として、このような言葉を少なくとも喉元で留めることからしか、子どものための子育て支援は始まりません。
どうしたら、子ども中心の子育てができるのか、そのような心持ちと態度を身に着けられるのか? ご一緒に考えていければと願っています。
このような心持ちに気づき、このような態度を身に付ける過程では、少しずつ肩の荷を下ろして、ゆとりのある子育ての意味が見えてきて、「私にもできるんだ…」と実感することができます。
※ご希望・必要に応じて小児精神神経領域の専門医等のご紹介も行います。